恋じゃないと願うだけ
「あっ、二人共何か用事あるの?
無いんだっら俺らと遊ぼうよ♪」
「いいねぇ♪
結香もオッケー?」
「…うん」
本当は△△高校の人とあんまり関わりたくないけど…
エリナのこのギラギラしたテンションには逆らえないな。
「旬もオッケーだよな?」
「うん」
「あっ、俺アキラ!
で、こいつが旬ね!!」
「あたしはエリナ
で、隣が結香。よろしくね」
武瑠との別れからの数ヵ月で
何人の男の子達と知り合っただろう。
携帯は、もう会う事のないだろう人達のメモリーで埋まっていく。
どうせそんな中の一つにすぎないと思っていた。