恋じゃないと願うだけ
さすがにびっくりして固まっていると、
「実はね、休み中に高多先輩から電話があって
色々相談されてて会っていくうちにお互い好きになっちゃって」
照れながら話すエリナに違和感もあったが、なんとなく納得した。
昔自分もそんな経験をしたから。
まぁあたしは断った身だし、素直に応援しようと思った。
「そっか、良かったね!
お幸せに」
照れ笑いするエリナは可愛くて、こんな笑顔をされたら男子はイチコロだろうと思った。
「ってかそんな結香はどうなの?
旬君と二人きりになったでしょ♪
エッチしちゃったりしたぁ?」