恋じゃないと願うだけ
「あっ、アキラ君達!!」
小走りで数メートル先の男の子達に手を振りながらかけよるエリナ。
うちらに気付いたら彼等も笑顔で手を振りかえしてくれる。
行動の早いエリナのおかげ?
で、また4人で会う事になった。
「おっ、相変わらず可愛いね二人共♪
なっ、旬?」
相変わらずチャラいなアキラ君。
と心の中で思いながら旬君を見た。
「うん…」
一瞬目が合うも目を反らされた。
そんな旬君の耳は寒さからだろうか赤く染まっていた。
ペコっと頭を下げる旬君にあたしもペコっと頭を下げる。
「結香ちゃんマジでこないだよりなんか色っぽくない?」
まじまじと見てくるアキラ君。
「いやいや、」
恥ずかしくて顔の前でブンブン手を振る。