恋じゃないと願うだけ
第2章
恋
冬休み最終日。
短かった冬休みもあたしの中では濃い思い出になった。
エリナは珍しく…
高多先輩と付き合いが続いているようだった。
あたしはというと、
ちょっとだけ変化があった。
自然とナンパには付いて行かなくなった。
エリナに遊びを誘われても男の人がいる場には参加しなくなった。
心が痛い日々もなくなり…
現実逃避をする必要もなくなった。
旬君の存在があたしをそうさせた。
付き合っているわけではない。
進展した事と言えば…
年が明けてからよく電話をするようになった。
二人で数回のデート?もした。