恋じゃないと願うだけ






「みんなおはよ」




朝からテンションMAXで教室に入るエリナ。

きっと何か良い事でもあったんだろう。






「おはよ…

何かあったの?」




「聞きたい?」




いや、聞いてくれって顔に書いてあるよ。





「実はね…

アキラ君に告白されちゃったの」






まぁあまりビックリはしなかった。


アキラ君がエリナの事好きなのは薄々気付いていたし。





「で、何て言ったの?」





「考えさせてって」




考えさせてって…



高多先輩とはどうするの?

だいたいアキラ君の事はどう思ってるの?



「そっか。

答えは出てるの?」



色々思う事はあったが、何を言っても通用しないのがエリナだ。




「まぁー

とりあえず保留かなぁー

アキラ君かっこいいし♪」




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