だて眼鏡の裏には
「みかりん、このカフェって何?」

「ヴィライルっていうクラシックカフェ!ここ大好きなんだ!」

「全くー!大好きなら早く紹介してくれれば良かったのに!」

「まあまあ、」

私とめぐりんは、同時にヴィライルに入った。

「いらっしゃいませ!」

と、威勢のいい店員さんの声が響く。

私達は、案内されながら自分達の席に座った。

私とめぐりんは隣同士に、めぐりんの前に小佐渡が座った。

「お!美海ちゃん‼」

聞き覚えのある声がしたので振り向くと、そこには店長の星城さんがいた。

「星城さん、ココア1つ、ストロベリーラテ1つ、小佐渡は?」

「私はコーヒーで。」

「あとコーヒー1つ。」

と、星城さんに笑いかけると、星城さんはにっこりしてくれた。
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