だて眼鏡の裏には
「みかりん、あのイケメンさん知り合い?」

めぐりんが小声で聞いてきた。

「イケメンさんって星城さんのこと?」

「うん。多分。」

確かに、星城さんはイケメンだ。

店長と言っても多分30代前半かな?

若いお客さんとか頬が赤くなってるし。

「はい!ココアと、ストロベリーラテと、コーヒーね。」

星城さんが注文したドリンクを持ってきてくれた。

「星城さん、ありがと!」

こうして、私はココアに、めぐりんはストロベリーラテに、小佐渡はコーヒーに口をつけた。

「美味しい!」

めぐりんが叫ぶ。

「丁度いい苦みです。」

と、小佐渡も笑顔をみせる。
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