だて眼鏡の裏には
「お父様、もうお腹いっぱいになっちゃったみたい!」

私がわざとらしく言うと、お父様は

「そうか。じゃあ早く寝なさい。」

と言って、私を疑いもせずに夕食の席から立たせてくれた。



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