だて眼鏡の裏には
「し、失礼致しました!」

私はボスから逃げる戦士(弱っ!)のように走り出したんだけど…

「つ、付き合えっていってんだろ!」

いつの間にか、誠が目の前に居た。

「分かった分かった。1ヶ月ね。」

と、私は適当に返事をすると、カードキーを屋上のドアに読み込ませて屋上から中の世界へと帰還した。

後ろで、まだ誠が喜んでる声が聞こえた。

『分かった分かった。1ヶ月ね。』

こんな嘘の返事を信じる誠の頭、プラチナクラスlevelじゃなくない?

相当頭が弱いんだか…

それにしても…かっこよかったな。

顔だけ。

性格はめちゃくちゃブスだわ。
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