呪い歌
「じゃあ人数も決まったことだし、
あと決めることは……」

「画用紙!」

西の独り言に日那が元気よく応えた。

「あー、画用紙を型どらなきゃだめなんだっけ」

蓮もそういえば、
といった表情をとった。

そんな時、

「それなら、僕に任せてよ」

と、西が快く引き受けてくれたのだった。

もちろん、他の3人もそれに承知した。

「これで明日の事は大方決まったな」

蓮はこちらに笑顔を振りまいて言った。

「おー!」

日那の元気な声が響き、
そしてそれを最後に。

5時37分。
4人は赤橋東小学校、校門前より
それぞれ帰宅した。
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