呪い歌
「事はどうであれ、人数は揃ったぞ！」

パン、パンッと、2回、西が手を叩いて始めの合図をかけた。

「はじめよう」

毬菜と日那と蓮、
皆で声を合わせて言った気がする。

「じゃあ、そこの机を囲んで囲んで」

西は篠田に説明を施す様、毬菜の横にあった机を指差した。

「う、うん…」

これから何が起こるか全くの予想が立てられずにいた篠田は不安そうな声で返事をした。

「いい？囲んだね？それじゃあこれを置くよ」

西が再び口を開き、
机の上に置いたのはあの画用紙だった。

「どう？」

頭、腕、足。
西によって型どられた 白い画用紙は
大まかな部分だけわかるようにできていた。

「何この雑な感じ〜が」

日那はそのあとも下手くそ〜、と付け足した。

「はやくやろうぜ」

そしてまた蓮の言葉でリセットされる。
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