呪い歌
第一章
「ねぇ今日は何する?」

「ジェンガももう飽きたしな〜」

「こっくりさんは?」

「なんだよそれ〜」

赤橋東小学校、6年4組にて。

時刻は3時50分をまわり、放課後のチャイムは
とっくに鳴り響き終えていた。

教室に残っているのは、黒いロングヘアーを2つ縛りにしていて、服やリュックなど、全般的におしゃれな物を多く身に着けている佐々木毬菜に、

ショートヘアーにやや軽めのパーマがかっていて、背が低くく、明るく元気な小坂日那。

それに、背が高く、スポーツ万能で、クラスの中心的存在となる筋肉質な黒髪の北条蓮と、

蓮とは対象的な、茶髪で肌が白く、文武両道の綺麗な顔立ちをした男子、西 光輝の
4人だった。

本当ならば生徒の下校時刻は3時30分と決められていているのだが、

4人が揃って残るのはいつもの事で
5時には帰ろう、とお互いに決め、

それ以外の時間については誰も気にせず
今日までずっと楽しい時間を過ごしていた。
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