呪い歌
4人が一緒のクラスになるのは、6年生でが初めてで、

仲良くなったのもついこの間の様にも感じられる。

1月ら辺にたまたま4人が同じ班となり、

教室掃除が終わったあと、『このままこっそりクラスに残って遊ぼう』と蓮が提案したことから現在に至る。

当時の班員は6人で、私達を除き、斎藤巧と、中本梓という2人もいたのだが、

巧は元々勉強熱心なせいで、塾がある、と断られてしまい、

梓は小さい頃から心臓が弱かったらしく、
時々クラスに顔を出す程度で、

その日も保健室登校だったため
実際にはその場にいなかったのだ。

そんなことから、4人だけの放課後の時間がうまれ、

班が変わった今でも それは継続されていた。

4人は先生達には内緒で、ジェンガやゲーム機をそれぞれ持ち込み、
またそれをやるのが楽しくてしかたなかった。
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