呪い歌
「そんで今日は何する？！」

元気よく子供の様なはしゃぎっぷりを見せ

発言したのは日那だった。

「もうすぐ卒業だし、たまにはもっと頭を使った遊びがしたいんだけどな」

鼻笑いを聞かせた後、 独り言らしく呟いて見せたのは

蓮の隣に座っていた西だった。

「え〜、なにすんのさ〜」

日那は駄々をこねるようにえーっとわざとらしく言い、西に問い返した。

「なんていうか、俺はお化けとか呼び出してみたいけどな」

西と日那の間を斬る様に
蓮が意見を出してみた。

「は？」

思わず皆が顔をしかめ、
一斉に蓮の方へと視線が集中がした。

「お化けって、何」

よくやく毬菜も口を開き、
会話に入る事にした。

「いいか お化けっていうのはな、人に取り憑くんだぞ〜」

自慢気に話す蓮に日那は興味深々と言った表情で聞きに入っていた。
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