あやかし神社のお狐さま
裏道
「はぁ…」
溜息をつきながら漣神社へと向かう。
私、未央は嫌なことがあると漣神社に私に行くのが幼い頃からの癖だった。
漣神社は私の家の近くの小さな森にある。
また、「あやかし神社」と言われていて、狐の神様を祀っている神社だ。
なんで「あやかし神社」なのかは知らないけれど、あやかしといった類のものは幼い頃から一回も見ていないし、単なるでまかせだと思う。
でも、「あやかし神社」なんて言われているおかげで一人きりになれるいい場所を見つけられたんだもん。
その噂を流した人に感謝しないとね。
今日は学校で学年が2年制になって初めての席替え。
私は出席番号だと後ろのほうで、いつも角の方にいる。
だから、席替えをして真ん中の方の席になって友達を作る!…なんて思ってたのに。
「なんでまた一番後ろの角なのかなぁ…はぁ…」
溜息をつきながら本殿の階段に腰をおろす。
すると、ふと本殿の奥に道があることに気がついた。
「あれ?あんな道あったかな…」
私はその道の方へ吸い寄せられるように進んでいった。
溜息をつきながら漣神社へと向かう。
私、未央は嫌なことがあると漣神社に私に行くのが幼い頃からの癖だった。
漣神社は私の家の近くの小さな森にある。
また、「あやかし神社」と言われていて、狐の神様を祀っている神社だ。
なんで「あやかし神社」なのかは知らないけれど、あやかしといった類のものは幼い頃から一回も見ていないし、単なるでまかせだと思う。
でも、「あやかし神社」なんて言われているおかげで一人きりになれるいい場所を見つけられたんだもん。
その噂を流した人に感謝しないとね。
今日は学校で学年が2年制になって初めての席替え。
私は出席番号だと後ろのほうで、いつも角の方にいる。
だから、席替えをして真ん中の方の席になって友達を作る!…なんて思ってたのに。
「なんでまた一番後ろの角なのかなぁ…はぁ…」
溜息をつきながら本殿の階段に腰をおろす。
すると、ふと本殿の奥に道があることに気がついた。
「あれ?あんな道あったかな…」
私はその道の方へ吸い寄せられるように進んでいった。