佐伯くんを好きになった場合。



本当、悠哉は年がら年中貧乏なんだ。



俺は、もう1度肩にスクバをかけて図書室に向かった。



図書室に行くと、思ったよりもチラホラと人がいて、俺はとりあえず椅子に座った。



キョロキョロと椎名を探すけれど、椎名のようなポニーテールの小さい女子はいない。



いるとすれば、椎名と真逆の賢そうな男女だけ。



本当、何やってんだか。


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