佐伯くんを好きになった場合。



「うるさいな。ほっとけ」



俺は、悠哉をおいてズンズン前へ進んだ。



本当にほっといてほしい。



俺の事は、ほっといて、自分のことの心配をすればいいのに。



「聖那、待てよー!お前、最近イライラしてね!?」



「悠哉さぁ、人のことより自分の心配しなよ。もうそろ、テストじゃん」



夏休み前なのに、この学校は簡単な五教科のテストがあるらしい。


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