佐伯くんを好きになった場合。



「でも、いいなぁ……私も早く佐伯くんと……」



「あ、そうそう。さっき、佐伯くんのとこいってきたんでしょ?

てか、まず!探してた人って佐伯くんだったんだね!」



舞那は、お弁当を食べる私の背中をバンバン叩きながらそう言った。



「ゴッ……ゴホッゴホッ」



「あ、ごめん」



むー……舞那に背中を叩かれたからむせちゃったのに、笑いながらごめんとか酷いよ。


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