先輩とチョコレートな恋。


「だから、里菜ちゃんが彼に振られてた  とき少しチャンスって思っちゃった。
 ごめんね?」

私は必死に首を横にふる。

「ありがとう。それと、
『私のこと忘れないで』って…。

 俺の大好きな里菜ちゃんなんだから、
 自信もって。」



『俺の大好きな里菜ちゃん』
あの日からずっと言われたかった言葉。

嬉しいっ

「あぁっ、泣かないで里菜ちゃん。
 もうすぐ本番だよ?」

「うんっ」



 
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