先輩とチョコレートな恋。

好きじゃない…


「好きじゃないなら、
 どうしてつき合ったりしたの!?
 あのとき、
 振れば良かったじゃないのっ」

彼の言ったことが理解出来たとき

プチっと

私の中にある何かが切れた。



「だってそのときは…。

 ごめん。」


彼のことが好きで私から告った。
いいよって言われて嬉しかった。

なのに 


好きじゃなかったって…。

どういうこと?

「もう、いいっ。
 あんたのことなんか、 
 こっちだって嫌いよっっ。」


そんなの嘘。

ほんとなら、
これからデートする予定だった。

チョコレート作ってきた。

ラブレターも書いた。

完璧なバレンタインだったのに。




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