めぐり逢えたのに
池袋で会ってみると、あみちゃんは、すっかり普通の女の子だった。
すとんとストレートな肩までの髪の両脇を後ろでバレッタで止めているだけのシンプルな髪型に、これまたシンプルな白いTシャツとスキニージーンズをはいている。
すらっと長くて美しい脚がジーンズの上からもわかった。足元はズックとでも呼べそうな履き古したスニーカーだった。
夜見ていたあみちゃんと違って、あどけなさが残る格好が印象に残った。多分、こちらが素のあみちゃんに近いのだろう。
「昼間だと雰囲気かわるね。可愛いじゃん。」
「あ、ありがとうございます。」
ぎこちなくお礼を言う姿があみちゃんらしかった。それから、駅前のビルなかにある手頃なところでお昼を食べているうちに、あみちゃんに少しずつ笑顔が見え始めた。
「美味しい。こんな綺麗で美味しいパスタ、食べるの、初めてです。」
その言葉は、佐々倉を驚かせるには十分だった。
二人が入ったのは、駅前の何てことないカフェだ。もったいなさそうにちょびっとずつ食べるあみちゃんに佐々倉は聞かずにはいられない。
すとんとストレートな肩までの髪の両脇を後ろでバレッタで止めているだけのシンプルな髪型に、これまたシンプルな白いTシャツとスキニージーンズをはいている。
すらっと長くて美しい脚がジーンズの上からもわかった。足元はズックとでも呼べそうな履き古したスニーカーだった。
夜見ていたあみちゃんと違って、あどけなさが残る格好が印象に残った。多分、こちらが素のあみちゃんに近いのだろう。
「昼間だと雰囲気かわるね。可愛いじゃん。」
「あ、ありがとうございます。」
ぎこちなくお礼を言う姿があみちゃんらしかった。それから、駅前のビルなかにある手頃なところでお昼を食べているうちに、あみちゃんに少しずつ笑顔が見え始めた。
「美味しい。こんな綺麗で美味しいパスタ、食べるの、初めてです。」
その言葉は、佐々倉を驚かせるには十分だった。
二人が入ったのは、駅前の何てことないカフェだ。もったいなさそうにちょびっとずつ食べるあみちゃんに佐々倉は聞かずにはいられない。