めぐり逢えたのに
「乾杯しよう。」

私はワインを取り出して来て、グラスに注いだ。

私たちはドレスとタキシードだったから、その時にはそんな服はすっかり脱いで二人とも下着姿だった。

ワインを飲みながら、彼が、私のスリップに手をかけた。

「さらに綺麗になったね…。」

彼は私を(上手に)裸にしていった。
私は、以前、ブラを可愛いと言われた事を思い出して、彼をからかった。

「可愛いんじゃなくて?」

「前はね。今は色っぽくて綺麗だよ……。それにエロくって、もうたまらない。」

彼は私の言って欲しいことをさらっと言うので、私はいつも嬉しくて楽しい気分になってしまう。

私が満足そうにゆっくりと笑うと、彼は私の乳首をちゅっと甘噛みして、私は腰がくだけてしまうかと思った。
それからはもう、私も彼も止まらなかった。お互いを貪るだけ貪って、そして、私は満足のうちに眠りに落ちた。



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