付き合ってても片想い







ジャキ…ジャキ…







パラパラと落ちていく私の髪の毛…







私はしばらく状況が理解できなかった。






亮太の好きな人が美香ちゃんだって
気づいた時点で伸ばそうと決めた髪。
少しでもあの子に近づきたくて…






そして前に亮太に言われた言葉を思い出した。









「お前、ロング似合うじゃん。
俺、その髪型好きだから、これからも伸ばしてくれよな(笑)」







あの時は「できたらね〜」なんて言ったけど
本当は嬉しかった。






なのに…







私が泣き出したのを見て満足したのか
3人はどこかへ行ってしまった








< 17 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop