付き合ってても片想い
ジャキ…ジャキ…
パラパラと落ちていく私の髪の毛…
私はしばらく状況が理解できなかった。
亮太の好きな人が美香ちゃんだって
気づいた時点で伸ばそうと決めた髪。
少しでもあの子に近づきたくて…
そして前に亮太に言われた言葉を思い出した。
「お前、ロング似合うじゃん。
俺、その髪型好きだから、これからも伸ばしてくれよな(笑)」
あの時は「できたらね〜」なんて言ったけど
本当は嬉しかった。
なのに…
私が泣き出したのを見て満足したのか
3人はどこかへ行ってしまった