付き合ってても片想い
次の日のお昼
いつもの所へ行くと…
案の定驚いた様子の亮太。
しばらく続いた沈黙を破ったのは亮太だった
「なんで切ったの?似合ってたのに」
「気分転換かな。どう?」
「どうって…
俺はロングが好きだっていったの「しょうがないじゃない!なにも知らないくせに!バカ!」
黙っていられなくて…
ついに言ってしまった。
(私だって、切りたくなんてなかったよ!!)
私はその場から走って逃げた。
もう我慢の限界だった
ロングが好きなのはまだ美香ちゃんのことが
好きだからではないか。
なんで私に嘘をつくのか。
本当はもう
美香ちゃんには彼氏なんていなくて
両思いなんじゃないか
別れたほうがいいのか…
そんなことしか考えられない自分も嫌だ。
とりあえず今は”近くにいてはいけない”
そう思った