付き合ってても片想い
しばらくたったある日、
放課後に声をかけられた
あの子達に。
「ねぇ、まだつきまとってんの…?」
そう怒り気味で聞かれたけど、
亮太にも知られてるし、
もう怖いものなんてないって思った私は
「当たり前です!
ってか付き合ってるから!私が彼女だし!
髪切られたくらいで引いたりしないから」
と強く言った。
すると、ぐいっとひっぱられ、
用具倉庫まで連れてこられた
「こんなとこまで連れてきて、
今度は何する気?」
そう聞くと
「あんたみたいなの、消すしかないでしょ」
とゾクッとするような低い声で言われた
カッターを出したその子は
私に襲いかかってきた。
恐怖で動けない私は
もうダメだ…
そう思ったとき…
「やめなさい!」と私の前に出てきたのは
美香ちゃんだった