付き合ってても片想い
放課後のこと
ある女の子達に声をかけられた
「あのさ、朝、亮太くんと話してるの
聞こえちゃったんだけど〜
2人って付き合ってるの?」
私は亮太と付き合っていることを
知ってもらう良い機会だと思って
「そうです」と答えた
だけど…。
「え?そんなわけないよね。
なに妄想してんの?
亮太くんは美香ちゃんのものなんだよ!
中学から2人は公認なの。
みんな諦めてきた。
あんたなんかが釣り合うわけないじゃん」
「前に美香ちゃん言ってたんだよ
”すっごく好きな人がいるけど、
今は邪魔できないから”って。
それって、部活頑張ってる
亮太くんのことだよね?」
「あんたも好きなんだったら
ちょっとは亮太くんのこと考えれば?
あんたなんかに誘われても
迷惑に決まってんじゃん」
そう言って3人は去っていった