【改訂版】ワケあり上司とヒミツの共有
秘めた想いを秘めたまま
嫉妬と独占欲
一番の友達になればいい、と決めてから、一週間。
私はあの変な光に付き纏われる事もなく、何も変わらない平穏な日々を過ごしていた。
「今日はどこかに行く?」
休日の午後。お昼ご飯を食べ終わり、コーヒーを飲みながらまったりしていると、雪ちゃんが「この後どうする?」と聞いて来た。
「あ…私、今日はハナちゃんにスコーンの作り方教わりに行く約束してるんだ」
「えー?そうなの?」
さっきまでニコニコしていたのに、急にムッとした顔になる。
「うん。昨日ハナちゃんから電話が来て、『明日午後からお店お休みにするから、良かったら来て』って」
「すっかりハナと仲良くなっちゃって……」
フイッと顔を背け、雪ちゃんがいじけ始めた。気に入らないと、すぐこれだ。
「一緒に行かない?」
「……行く」
「じゃあ、良いじゃない」
四六時中一緒にいれば、上手く機嫌を取る事も、自然と身に付く。
私はあの変な光に付き纏われる事もなく、何も変わらない平穏な日々を過ごしていた。
「今日はどこかに行く?」
休日の午後。お昼ご飯を食べ終わり、コーヒーを飲みながらまったりしていると、雪ちゃんが「この後どうする?」と聞いて来た。
「あ…私、今日はハナちゃんにスコーンの作り方教わりに行く約束してるんだ」
「えー?そうなの?」
さっきまでニコニコしていたのに、急にムッとした顔になる。
「うん。昨日ハナちゃんから電話が来て、『明日午後からお店お休みにするから、良かったら来て』って」
「すっかりハナと仲良くなっちゃって……」
フイッと顔を背け、雪ちゃんがいじけ始めた。気に入らないと、すぐこれだ。
「一緒に行かない?」
「……行く」
「じゃあ、良いじゃない」
四六時中一緒にいれば、上手く機嫌を取る事も、自然と身に付く。