【改訂版】ワケあり上司とヒミツの共有
あ、ごめん。ウソ。そんな感覚がしただけで、実際飛んだのは1~2mm。
でもビックリしたのは嘘じゃないから、驚かして来た人をキッ!と睨み付ける様に振り向いた。
そこには、目を丸くし私の驚きに驚いている津田部長の姿。
「……津田部長!ビックリするじゃないですかっ!」
ったく、なんなのよ!?私は囁かれた耳を手で押さえた。
う~。まだくすぐったい。
「そんなにビックリしなくても」
津田部長が、プッと吹き出し笑い出す。昨日見た、儚い笑顔とは全然違う。口を大きく開け、まさに大笑い。
(わ……こんな顔して笑うんだ……)
私だけじゃない。大爆笑している津田部長に周りの人達も呆気に取られ、一瞬、業務がストップする。
シーン…と静まり返ったオフィスから、チラホラとコソコソ話が聞こえて来る。
『え?今の津田部長の笑い声?』
『津田部長、笑ってねぇ?』
『あんな風に笑うの、初めて見た』
『いやーん、部長笑ってる~♡』
それから、
『てか、部長の隣にいる女、誰?』
『秘書課の美園さんじゃない?』
『なんで?』
『秘書課がなんの用?』
と言う、段々矛先が私へと変わって来るコソコソ話が聞こえ始めた。
でもビックリしたのは嘘じゃないから、驚かして来た人をキッ!と睨み付ける様に振り向いた。
そこには、目を丸くし私の驚きに驚いている津田部長の姿。
「……津田部長!ビックリするじゃないですかっ!」
ったく、なんなのよ!?私は囁かれた耳を手で押さえた。
う~。まだくすぐったい。
「そんなにビックリしなくても」
津田部長が、プッと吹き出し笑い出す。昨日見た、儚い笑顔とは全然違う。口を大きく開け、まさに大笑い。
(わ……こんな顔して笑うんだ……)
私だけじゃない。大爆笑している津田部長に周りの人達も呆気に取られ、一瞬、業務がストップする。
シーン…と静まり返ったオフィスから、チラホラとコソコソ話が聞こえて来る。
『え?今の津田部長の笑い声?』
『津田部長、笑ってねぇ?』
『あんな風に笑うの、初めて見た』
『いやーん、部長笑ってる~♡』
それから、
『てか、部長の隣にいる女、誰?』
『秘書課の美園さんじゃない?』
『なんで?』
『秘書課がなんの用?』
と言う、段々矛先が私へと変わって来るコソコソ話が聞こえ始めた。