【改訂版】ワケあり上司とヒミツの共有
急展開ーそして事件は起こったー
ヒミツが、バレた。
――カタカタ…カタ…カタ……。
「はぁ……」
大きめのため息を吐き、キーボードを打つ手が止まる。自分でも分かる位上の空で、仕事が全く捗らない。
空を見ると、私の心を映した様にどんより曇り空。
「余計にヘコむ……」
椅子の背もたれに、イナバウアーかの如くダラーンともたれ掛かって嘆いた。
昨夜、結局あれから全然寝れなかった。朝、気まずくてどうしようかと迷っていたら、いつもよりも全然早い時間に雪ちゃんが出て行く音がして、私はホッとした様な、ガッカリした様な、何とも言えない気持ちになった。
(でも、顔を合わせ辛かったから、ホッとしたのかな)
だから、今日は一人で出社。ちょっと不安だったけど、別段なにも起こらず、無事に会社に到着した。
こんな気まずいままで、バースデーパーティーを楽しめるのだろうか。考えると、増して暗い気持ちになる。
「……駄目だっ!仕事しないと!」
私は背もたれからガバッ!と起き上がり、パソコンに向かい合う。今は、とりあえず仕事に集中しよう!
「よしっ!」
両手でパチンッ!と両頬を挟んで気合いを入れた瞬間、キーンコーン、とお昼を告げるチャイムが鳴り響いた。
(あれ!?もうそんな時間!?)
時計を見ると、確かに針は12時を指している。
「あ……じゃあ、お昼だ……」
なんとなく出鼻を挫かれた様な気がして、気が抜ける。
今日のお昼はどうしよう。久々に社食で済まそうか。だって多分、待っていても雪ちゃんからのお昼のお誘いは来ないだろうから。
「はぁ……」
大きめのため息を吐き、キーボードを打つ手が止まる。自分でも分かる位上の空で、仕事が全く捗らない。
空を見ると、私の心を映した様にどんより曇り空。
「余計にヘコむ……」
椅子の背もたれに、イナバウアーかの如くダラーンともたれ掛かって嘆いた。
昨夜、結局あれから全然寝れなかった。朝、気まずくてどうしようかと迷っていたら、いつもよりも全然早い時間に雪ちゃんが出て行く音がして、私はホッとした様な、ガッカリした様な、何とも言えない気持ちになった。
(でも、顔を合わせ辛かったから、ホッとしたのかな)
だから、今日は一人で出社。ちょっと不安だったけど、別段なにも起こらず、無事に会社に到着した。
こんな気まずいままで、バースデーパーティーを楽しめるのだろうか。考えると、増して暗い気持ちになる。
「……駄目だっ!仕事しないと!」
私は背もたれからガバッ!と起き上がり、パソコンに向かい合う。今は、とりあえず仕事に集中しよう!
「よしっ!」
両手でパチンッ!と両頬を挟んで気合いを入れた瞬間、キーンコーン、とお昼を告げるチャイムが鳴り響いた。
(あれ!?もうそんな時間!?)
時計を見ると、確かに針は12時を指している。
「あ……じゃあ、お昼だ……」
なんとなく出鼻を挫かれた様な気がして、気が抜ける。
今日のお昼はどうしよう。久々に社食で済まそうか。だって多分、待っていても雪ちゃんからのお昼のお誘いは来ないだろうから。