【改訂版】ワケあり上司とヒミツの共有
仕事が出来て、女子社員にも大人気のあの津田部長が、女装……。チラッと横目で見てみる。
(やっぱり綺麗……)
津田部長は、イケメンと言うよりもハンサムと言った顔立ちをしている。
目元はキリッと鼻筋もスッと通っていて、黒髪のロングストレートヘアーがとてもよく似合っていた。いつもはメガネをかけているけど、今はコンタクトだろうか?背も高く余計な贅肉なんて付いていないから、スラッと伸びた手足は女の私が嫉妬してしまう位綺麗だった。
「美園さん」
「は、はい!!」
津田部長が急に私の方を向いたので、ジロジロ見ていた事がバレたと思い、声が上ずる。
でも、津田部長が言いたい事は、どうやら違った。
「この事は……」
津田部長が目を伏せ、ギュッと手を握りしめている。
……あぁ、そうか。私の口からこの秘密が漏れてしまうのではないかと、恐れているのだろう。
「誰にも言いません」
私の言葉に、伏せていた目を開ける。
「絶対に、誰にも言いません」
私は真っ直ぐに、津田部長の目を見ながら言った。ウソは言っていない。誰にだって一個や二個くらい、知られたくないヒミツは抱えている。私だっていい大人だ。言って良い事と悪い事の区別ぐらい付く。
「……そう。ありがとう」
その言葉を聞いて津田部長は、安堵の笑みを浮かべる。笑った顔も、やはり綺麗だった。
(やっぱり綺麗……)
津田部長は、イケメンと言うよりもハンサムと言った顔立ちをしている。
目元はキリッと鼻筋もスッと通っていて、黒髪のロングストレートヘアーがとてもよく似合っていた。いつもはメガネをかけているけど、今はコンタクトだろうか?背も高く余計な贅肉なんて付いていないから、スラッと伸びた手足は女の私が嫉妬してしまう位綺麗だった。
「美園さん」
「は、はい!!」
津田部長が急に私の方を向いたので、ジロジロ見ていた事がバレたと思い、声が上ずる。
でも、津田部長が言いたい事は、どうやら違った。
「この事は……」
津田部長が目を伏せ、ギュッと手を握りしめている。
……あぁ、そうか。私の口からこの秘密が漏れてしまうのではないかと、恐れているのだろう。
「誰にも言いません」
私の言葉に、伏せていた目を開ける。
「絶対に、誰にも言いません」
私は真っ直ぐに、津田部長の目を見ながら言った。ウソは言っていない。誰にだって一個や二個くらい、知られたくないヒミツは抱えている。私だっていい大人だ。言って良い事と悪い事の区別ぐらい付く。
「……そう。ありがとう」
その言葉を聞いて津田部長は、安堵の笑みを浮かべる。笑った顔も、やはり綺麗だった。