【改訂版】ワケあり上司とヒミツの共有
雪ちゃんは私の行動に、ポカン…と口を開けて呆気に取られている。全て並べ終わり、雪ちゃんと向かい合って私も腰を下ろす。
「なにボーッとしてるんですか?温かい内に食べて下さい」
「あ…はい……」
呆気に取られながらも、雪ちゃんが両手を合わせた。
「いただきます……」
「はい。召し上がれ」
雪ちゃんがオムレツを一口。
「どうですか……?」
ドキドキ。
「……何このオムレツ」
眉間にシワを寄せ、ボソッと呟く。
「お口に、合いませんでした……?」
あちゃー……やっちゃったか!?
冷静に考えてみると、好みを聞かないで勢いに任せて作っちゃったから嫌いな物だったかも。
しかしどうやら私の心配とは裏腹に、雪ちゃんの言いたい事は違ったらしい。
「なんなの、このふわトロなオムレツはっ!?」
「へ?」
雪ちゃんの目が、キラキラ輝いている。
「卵、トロトロ~♡トマトの酸味とチーズが凄く合ってる!サンドもレタスがシャッキリ美味しいわね~!ベーコンの塩気がなんとも……」
頬を手で覆いながらモゴモゴと口一杯に頬張っている。
「スープも、いつも飲むのと少し違うわ。よりクリーミー。なんで!?」
目を丸くし、不思議そうにスープを見ている。私はクスッと笑い、説明した。
「それ、お湯だけで作るより、牛乳を入れた方がより美味しいんです」
「へぇ~……」
関心した様に、雪ちゃんが頷いた。喜んでくれた様で、私はホッと胸を撫で下ろす。
「どうしたの?」
「あ、いえ……喜んでいただけて、嬉しいです」
ニッと笑う。
「じゃ、私もいただきます」
手を合わせ、オムレツを一口。うん。即席にしては上出来。
「なにボーッとしてるんですか?温かい内に食べて下さい」
「あ…はい……」
呆気に取られながらも、雪ちゃんが両手を合わせた。
「いただきます……」
「はい。召し上がれ」
雪ちゃんがオムレツを一口。
「どうですか……?」
ドキドキ。
「……何このオムレツ」
眉間にシワを寄せ、ボソッと呟く。
「お口に、合いませんでした……?」
あちゃー……やっちゃったか!?
冷静に考えてみると、好みを聞かないで勢いに任せて作っちゃったから嫌いな物だったかも。
しかしどうやら私の心配とは裏腹に、雪ちゃんの言いたい事は違ったらしい。
「なんなの、このふわトロなオムレツはっ!?」
「へ?」
雪ちゃんの目が、キラキラ輝いている。
「卵、トロトロ~♡トマトの酸味とチーズが凄く合ってる!サンドもレタスがシャッキリ美味しいわね~!ベーコンの塩気がなんとも……」
頬を手で覆いながらモゴモゴと口一杯に頬張っている。
「スープも、いつも飲むのと少し違うわ。よりクリーミー。なんで!?」
目を丸くし、不思議そうにスープを見ている。私はクスッと笑い、説明した。
「それ、お湯だけで作るより、牛乳を入れた方がより美味しいんです」
「へぇ~……」
関心した様に、雪ちゃんが頷いた。喜んでくれた様で、私はホッと胸を撫で下ろす。
「どうしたの?」
「あ、いえ……喜んでいただけて、嬉しいです」
ニッと笑う。
「じゃ、私もいただきます」
手を合わせ、オムレツを一口。うん。即席にしては上出来。