忘れな草の約束



その日、たくさんのギャラリーに
冷やかされながらの帰り道。



「...ん。」
「へ?」
「手、繋がねえの?」



そう言って差し出した
まさくんの手はとっても温かくて。
世奈は何だか、幸せだった。



「あー、やべえ。」
「なにがー?」
「俺、今すげー幸せ。
世奈の事絶対大切にするから。」



そう言ってニッコリ笑った
まさくんがとっても愛おしくて。
この手を離したくない。
そう思ったの。


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