忘れな草の約束



「そのくせ弱虫でさあ。
文化祭の日に雅貴はこれで
いいのか?って言ったら、


“ もう...遅い ”


そう言ったんだ。




なあ聞いてるか?雅貴。
遅くなんてなかっただろ?
親友の言うことは聞くもんだぞ!」


和希くんは空に向かって
ニッコリ笑った。


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