夜明けー朝日が登る頃ー
「よかった!」
そう言って純希は白い歯を見せてニカっと笑った。
そして、
「じゃあゆみちゃんのお母さん、俺、毎日この家遊びに来てもいいですか?」
とも言った。
お母さんは笑顔で答えた。
「うん!もちろんだよ!いつでもおいで。」
「それじゃあ、私達はこの辺で。有難う御座いました。」
純希のお母さんがそう言うと、純希は先ほどのとびきりの笑顔で、ゆみに手を振りながら帰っていった。
そして部屋に入るとお母さんに
「よかったね、記念すべき友達第一号、大切にしなさいね。」
と泣きそうな笑顔で言われた。
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