名探偵と女子高生




そして結城さんは少し考えてから口を開いた。



「…この一ヶ月、ほんと疲れた。事件引き受けてやったのになんかおまえ、生意気だし。

かと思えば勝手に行動するし、文句もいっちょまえに言うし。大変だった。」



車で走り回されたしな。

そう言ってため息をつく結城さん。



「…その節はお世話になりました。そしてごめんなさい。」



そんな私とはもう会いたくないってことなのかな。




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