名探偵と女子高生
「そんなこと、言ったっけ?覚えてないなー。」
わざとらしくとぼける結城さんを睨むと彼は意地悪に微笑んだ。
「…どうかした?」
「…っ、せめて!せめて500万にしてくれませんか?500万でもかなりキツイんですけど…」
私がそういうと結城さんはわざとらしく驚いた。
「えー。まさかの半額?それはないよ。」
「……なんか、悪い大人に騙された気分。」
「いや、依頼したのはそっちじゃん?」
結城さんはそう言ってパソコンを起動させ始めた。