名探偵と女子高生




「でも、私本当に生意気だし、迷惑だって…」



「何を今更。知ってるよ。

おまえが他のバイト先で迷惑かけるなら、慣れた俺のところで迷惑かけられた方が何倍もいいだろ。」




「…結城さん、迷惑かけられるの好きなんですか?」



私がそういうと結城さんはあぁ、といった。



「特別好きなわけではないが、年下は好きなもんで。」



「そう、なんですか。変わってますね。」



私がそういうと結城さんは苦笑する。



「…とりあえず、契約書作ったから注意事項とか読んでからサインしろ。」



先ほど、パソコンで作っていたと思われる紙を渡される。



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