名探偵と女子高生




「よし、じゃあ。よろしくな。瑞樹。」



結城さんはそう言って私の頭を撫でた。



「もちろんです。雑用でもなんでも言いつけてください!」



私がそういうと結城さんはクスクスと笑った。



「そうだな、まずは…」



まだ、結城さんと一緒にいられることに喜びを覚える。



すごく、嬉しい。

1億円、返すまでの期間だけどね。



そして結城さんは口を開いた。



「じゃあそこで逆立ちしろ。三点倒立でも許してやる。」



「スカートです。無理です。」



「だから言ってんだよ。」



「頭おかしいんですか、やめてください。訴えますよ。」






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