名探偵と女子高生
ーーピンポーン
次の日、私はあるところを訪ねた。
そこの表札には『結城』と書いてある。
「…はい、あんた誰?」
出てきたのは20代前半くらいの端正な顔立ちをした男の人。
「な、七瀬 瑞樹、高校2年生です。ちょっとご相談があってきました。」
私がそういうと男の人はあくびをした。
「…今日は休みなんだ。見知らぬ女子高生の話聞いてる暇ない。」
そういってドアを閉めようとする男の人。
「あ、ちょっ、待ってください!話だけでも、聞いてくださいませんか?」
私がそういうが、男の人は容赦なくドアを閉めてしまった。
しばらく、外で待ってようかな。
そう思い昨日のことを振り返る。