名探偵と女子高生




「あ、こんにちは。結城です。あー、はい。お願いします。え?いや、今回は事件とかじゃなくて少し文句を…。えぇ、お願いします。」




結城さんはそう言って少し黙る。


どうやら、目的の人に代わってほしい、と頼んだらしい。





「…何の用ってしらばっくれんな。なんだよ、あのホームページ。勝手に載せんじゃねぇよ。大体俺は心理学専門であってーー」



そうしばらく話してから結城さんはブチッと電話を切った。




「あ、ごめん。まだ話の途中だっけ。とにかく、警察が自殺って決定したのならそうなんじゃねぇの?

何が不服なんだ?女子高生。」





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