名探偵と女子高生
「その高校生くらいの子とはどういう関係だ?」
私のことを言ってるのだろう。結城さんは足を止めた。
「他人だよ。」
一言そう言ってから歩き出す結城さん。
私は警察の人に礼をしてから急いで結城さんの後を追った。
警察署を出て車に乗り込む。
「さっきはあの加藤さんが言ったことが本当か確かめたか警察に聞いてきたんだ。」
結城さんはアクセルを踏み込みながらそういう。
「つまり、加藤さんがさっき言ってた店員さんに本当か話を聞いてきたかってことですか?」
私がそう言うと結城さんは頷いた。
「あぁ。それで、加藤さんは嘘をついてないことがわかった。」