名探偵と女子高生
「まず、最初に謝りたいことが。」
近くのコンビニの駐車場に止めたあと、俺はそういう。
「実は自分、警察じゃないんです。」
そういうと美玲さんは安堵した表情へとなる。
「探偵です。」
本当は心理学者だがその事は伏せておく。
「そして先ほど、女子高生と喫茶店でお話しなさったでしょう?あれは自分の…相方です。」
適切な表現がわからなくて、一瞬わからなくなったが、相方という表現に落ち着かせておく。
すると美玲さんは予想してなかったのか、目を見開いた。
この表情は演技じゃない。つまり、先ほど話した瑞希との会話に嘘がある確率は極めて低い。