アイドル的LOVE
担任の挨拶やら、自己紹介やらが終わり、ようやく高校生活一日目が終了した。
タクトと話していると、サヤがスキップしながら俺のとこにやってきた。
その横には一人の女子。
確か…木野だったっけ?
「けんちゃんアイス♪」
「さっそくですか」
「当たり前♪だってけんちゃんすぐに約束忘れるもん。結局100円返してもらってないし」
「う゛…」
「あと、ユキナも一緒に行っていい?」
ユキナ…?
あぁ、木野か。
「俺が金払うの?」
「えっとね…「自分で払うに決まってるでしょ!!」
サヤの言葉をさえぎって、木野が答えた。
「あたしそこまで図々しくないから!」
「そんな強く言わなくても…どの道、ケチなけんちゃんが理由も無しにおごってくれる分けないか」
「うるせぇよ。なんならタクトも行くか??」
「いいの!?行く行く♪」
上機嫌になったタクトも一緒に4人でアイス屋のある街に向かった。