アイドル的LOVE
そう思ったけど、ユキナは意外と冷静だった。
「そっかぁ、確かにサヤかわいいもんな〜。
あ、昨日大武雄一に会ったのがきっかけ?
あのマネージャー、妙にサヤのこと見てたもんな〜。
なるほどね〜」
なんか、納得してるし!
しかも、おもしろいぐらい当たってる…。
ユキナは超能力でも使えるのかな?
ってんなわけないよ〜!
すごいや…ユキナ。
きょとんとした私を不思議そうににユキナが見る。
「どうしたの?」
「…いやぁ、あんまり当たってるから、ちょっとびっくりした」
あははっと笑って、そのまま笑顔で私に話し掛けた。
「サヤなら大丈夫だよ。
なんか努力家っぽいし」
「ありがとう!ユキナっ!」
「いえいえ♪頑張りなよ〜♪♪」
「うんっ♪」
本当にいい友達に出会えたな。
ユキナにけんちゃん、雄一君。
支えてくれる人がいるってこんなに、心強いんだ。
心がなんだかホカホカしてきた。
頑張ろう。
応援してくれる人がいる。
夢に近づいたんだ。
精一杯やろう。
私は心に誓った。