似た者同士
出会い
私、道尊地慶は2年になった華の女子高生。
けど実は、サボりの常習犯の上にかなりのヤンチャですでに5回もの停学並びに謹慎を食らってるのに懲りずにヤンチャしてます。
他校とのトラブルは頻繁で、よく校長室にも呼び出されてる(笑)
今日も私は屋上に来ているー
かったるい授業なんて受けてらんねぇ、うだうだ長い話と眠気を誘うお経のような授業…数式なんて訳わかんねぇ。
そんな感じで屋上のドアを勢いよく蹴飛ばした。
ガチャーン大きな破壊音と共にドアが開いた。
一歩踏み出したとき、赤くて綺麗なロン毛を目の当たりにした。
遠くを眺め、赤い髪をなびかせながら黄昏ているように見える人物…。
「んっ、だよ!先客いんのかよ…」と私はブツブツ呟いた。
シルエットで誰だかわかる。彼は…ウチのNo.1いわゆる、ウチで一番の不良様だ。
3年の赤城隆也。
誰もが恐れるという人物…。
けど…どことなく切なそうな背中…私は思わず魅入ってしまう。
ふと、赤城が私を見た。
綺麗な顔立ち…スタイル抜群のこの男に私は思わずどきりとして後ずさる。
赤城が私の方に近づいてきた。
「派手な登場だね、道尊地さん」なんて言われた。
私は顔を赤くしてうつむいた。
「何で名前…」と私が聞けば、「有名人でしょ?」と笑われた。
優しそうな笑顔…この人ホントに不良!?
赤城には数々の武勇伝並びに悪い噂があり、学校1の不良と呼ばれている。
けど…どうしても私にはそうは見えなくて…。
「とりあえず…サボりの常習犯同士、一緒に座ろ」と言われて、私は屋上の中央に座った。その横に赤城は座った
私たちは何も言わない。けど…ただ同じ場所に座っているだけ…。
「ねぇ、道尊地さんは俺のこと怖くないの?」と不意に聞かれた。
私には意味が分からなかった。だって…別に怖そうな人とかでもないし。
私が首をかしげてるのを見て、
「俺ね、めっちゃビビられてんの。まぁ他校生と頻繁に喧嘩してるのが原因かもしれないけど…。あることないこと言われてるし…」と切なげな物言いに複雑な気持ちになる私。
「私も同じですよ。目があったらボコられるとか、邪魔だとかいって階段から蹴り落とすとか…いくらなんでもそこまでしないよ!」と私が言うと、
「おんなじだね」と赤城は笑った。
そしてふと、タバコを取り出す。
ここ屋上ーなんて思ってたんだけど、
「いる?」と聞かれて、頷いてしまった。
そして私たちは堂々とタバコをふかしている。
「道尊地さん、これから仲良くなってくれない?」と赤城に言われて、
「もちろんです!!」と私は言った。
その頃ーチャイムがなった。
「あーあ、なっちった。戻る?教室…」と赤城は聞いてくる。
「戻ります…」と言うと、「本気?次の授業なに?」と聞かれた。
「体育…」と言うと、「なるほどね、じゃあ、また。あっ、ねぇ、アドと番号教えてよ」と赤城に言われて、
私はスマホを取り出して、番号とアドレスを教えた。
「スマホ貸して、俺の番号とアドいれとくから」と赤城にほぼ強引にスマホを奪われ、登録してもらった。
けど実は、サボりの常習犯の上にかなりのヤンチャですでに5回もの停学並びに謹慎を食らってるのに懲りずにヤンチャしてます。
他校とのトラブルは頻繁で、よく校長室にも呼び出されてる(笑)
今日も私は屋上に来ているー
かったるい授業なんて受けてらんねぇ、うだうだ長い話と眠気を誘うお経のような授業…数式なんて訳わかんねぇ。
そんな感じで屋上のドアを勢いよく蹴飛ばした。
ガチャーン大きな破壊音と共にドアが開いた。
一歩踏み出したとき、赤くて綺麗なロン毛を目の当たりにした。
遠くを眺め、赤い髪をなびかせながら黄昏ているように見える人物…。
「んっ、だよ!先客いんのかよ…」と私はブツブツ呟いた。
シルエットで誰だかわかる。彼は…ウチのNo.1いわゆる、ウチで一番の不良様だ。
3年の赤城隆也。
誰もが恐れるという人物…。
けど…どことなく切なそうな背中…私は思わず魅入ってしまう。
ふと、赤城が私を見た。
綺麗な顔立ち…スタイル抜群のこの男に私は思わずどきりとして後ずさる。
赤城が私の方に近づいてきた。
「派手な登場だね、道尊地さん」なんて言われた。
私は顔を赤くしてうつむいた。
「何で名前…」と私が聞けば、「有名人でしょ?」と笑われた。
優しそうな笑顔…この人ホントに不良!?
赤城には数々の武勇伝並びに悪い噂があり、学校1の不良と呼ばれている。
けど…どうしても私にはそうは見えなくて…。
「とりあえず…サボりの常習犯同士、一緒に座ろ」と言われて、私は屋上の中央に座った。その横に赤城は座った
私たちは何も言わない。けど…ただ同じ場所に座っているだけ…。
「ねぇ、道尊地さんは俺のこと怖くないの?」と不意に聞かれた。
私には意味が分からなかった。だって…別に怖そうな人とかでもないし。
私が首をかしげてるのを見て、
「俺ね、めっちゃビビられてんの。まぁ他校生と頻繁に喧嘩してるのが原因かもしれないけど…。あることないこと言われてるし…」と切なげな物言いに複雑な気持ちになる私。
「私も同じですよ。目があったらボコられるとか、邪魔だとかいって階段から蹴り落とすとか…いくらなんでもそこまでしないよ!」と私が言うと、
「おんなじだね」と赤城は笑った。
そしてふと、タバコを取り出す。
ここ屋上ーなんて思ってたんだけど、
「いる?」と聞かれて、頷いてしまった。
そして私たちは堂々とタバコをふかしている。
「道尊地さん、これから仲良くなってくれない?」と赤城に言われて、
「もちろんです!!」と私は言った。
その頃ーチャイムがなった。
「あーあ、なっちった。戻る?教室…」と赤城は聞いてくる。
「戻ります…」と言うと、「本気?次の授業なに?」と聞かれた。
「体育…」と言うと、「なるほどね、じゃあ、また。あっ、ねぇ、アドと番号教えてよ」と赤城に言われて、
私はスマホを取り出して、番号とアドレスを教えた。
「スマホ貸して、俺の番号とアドいれとくから」と赤城にほぼ強引にスマホを奪われ、登録してもらった。