似た者同士
両親は半ば諦めている。

けど…私は諦められなくて…

これからたくさん、二人で思い出つくって幸せになるんだって…信じてる。

私は赤城の名前を呼びながら手を握った。

握り返されることも反応もない手をひたすら握った。

そして…あの日から十日…。

ついに奇跡は起きたー

赤城はやっと目を覚ましたのだ!!

「赤城さん!」と私が涙ながらに名前を呼ぶと、小さく笑ってくれた。

「赤城…わかるか?」と会長聞くと、頷いた。私はホッとしてその場に崩れた。

会長はそんな私を支えてくれた。

数日後ー赤城は退院した。

そんな赤城を私は思いきり抱き締めた。

赤城は職員室に呼び出された。そんな赤城を私は、屋上で待っていた。

そして…職員室から戻ってきた赤城に聞いてみた。

何だったの?って。

そしたら…赤城は最高の笑顔を私に向けて、「1年留年だとよ…。もう1年、ここで不良することになったからよろしく」って。

嬉しかった。だってもう1年、一緒に学園生活送れるんだもん。

美保もやっと認めてくれた。

そして私達は、恋人として、同級生として、一緒に学園生活を送った。

数年後ー私は、道尊地慶から赤城慶になった。

ーENDー
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