Rainy's Love.
───⋯それなのに
貴方が今でも消えてくれなくて
まだ心の何処かで求めてる
探してる
「...準備、しなきゃ」
全部、雨と一緒に流れて仕舞えばいいのに
...なんて。
嫌な事から逃れる様に私は シャワーへと向かった
────⋯
私は 七瀬留梨奈«ナナセ ルリナ»
上京してきて 今年で大学二年生
気付けば此処に来て 2年の月日が経っていた
「...よし。間に合う、かな」
時計を見るとAM10:00の表示
ゆっくり支度をしていたら
いつの間にかこんな時間になっていた
私の悪いクセ。
「え、マズイ、電車遅れちゃう...!」
家を飛び出すと
私は駅まで急ぎ足で歩き出した
駅まで10分
大丈夫 まだ間に合う