ゲスな私と犬彼氏
第1章 私という人間
私は、1997年真冬にこの世界に生まれた
といっても、安全に生まれた訳では無いのだ
私は低体重の胎児だったらしく、母親も妊娠中毒症になり、産むには相当なリスクがいると
もしかしたら母子どちらも死ぬ可能性もあるかもしれないと
しかし我が母は
「私は最悪死んでもいいです、この子だけでも救ってください」
そう言い、私の眠るお腹を撫でたという
それを聞いて、今頃もしかしたら母はいなかったかもしれないのかと色々ショック受けたのが小学校低学年の時だっけなぁ
と、何となく過去を振り返りながら朝食のご飯にありつく
「夜白、早くしないと遅刻するよ!」
「はーい」
そんな私の名前は『小鳥遊 夜白』
『たかなし やしろ』と読む
私が気の抜けた返事をすると、妹が目を擦りながらこたつに入り
「( ˘ω˘ ) スヤァ…」
数秒で寝た
あ、紹介を忘れていた
今こたつで寝てるところを母に無理やり起こされてるのが、私の妹
名前は『來華』
読み方は『らいか』ね
私たち姉妹は読みにくい漢字だから、読み方を教えておかないととんでもない呼び方されるからね(遠い目)
まぁここではあまり名前は出てこないと思うが、一応覚えておいて損は無い
と思う
ご飯を食べ終わり、食器を洗い場まで持っていくと洗面所からハミガキセットを両手に再び居間に戻る
寒いから仕方ないね
母はやっとのことで妹を起こし、食器を洗ったりバタバタしはじめた
ここまできて、疑問に思った方はいないだろうか
父はいないのか、と
私は歯磨きをし終わると、隣の畳の部屋へ行き仏壇の前のロウソクに火をつけ、線香を立てて手を合わせた
数秒手を合わせた後、上を見るとおじいちゃんと父の遺影が私を見てた
そう、父は私が高校2年生の時に亡くなってしまった
それも突然、呆気なくだ
それもぼちぼち書いていこうと思う
制服に着替え終わり、玄関へ行くと母と妹がもう靴を履き始めてた
「あ、姉ちゃん来た」
「ほら行くよー」
「…うん、今行く」
タタタタッと階段を降りると、きちんと並べられたローファーに足を入れて誰もいない家に向かって
「いってきまーす」
と言うと、外へ駆け出した
といっても、安全に生まれた訳では無いのだ
私は低体重の胎児だったらしく、母親も妊娠中毒症になり、産むには相当なリスクがいると
もしかしたら母子どちらも死ぬ可能性もあるかもしれないと
しかし我が母は
「私は最悪死んでもいいです、この子だけでも救ってください」
そう言い、私の眠るお腹を撫でたという
それを聞いて、今頃もしかしたら母はいなかったかもしれないのかと色々ショック受けたのが小学校低学年の時だっけなぁ
と、何となく過去を振り返りながら朝食のご飯にありつく
「夜白、早くしないと遅刻するよ!」
「はーい」
そんな私の名前は『小鳥遊 夜白』
『たかなし やしろ』と読む
私が気の抜けた返事をすると、妹が目を擦りながらこたつに入り
「( ˘ω˘ ) スヤァ…」
数秒で寝た
あ、紹介を忘れていた
今こたつで寝てるところを母に無理やり起こされてるのが、私の妹
名前は『來華』
読み方は『らいか』ね
私たち姉妹は読みにくい漢字だから、読み方を教えておかないととんでもない呼び方されるからね(遠い目)
まぁここではあまり名前は出てこないと思うが、一応覚えておいて損は無い
と思う
ご飯を食べ終わり、食器を洗い場まで持っていくと洗面所からハミガキセットを両手に再び居間に戻る
寒いから仕方ないね
母はやっとのことで妹を起こし、食器を洗ったりバタバタしはじめた
ここまできて、疑問に思った方はいないだろうか
父はいないのか、と
私は歯磨きをし終わると、隣の畳の部屋へ行き仏壇の前のロウソクに火をつけ、線香を立てて手を合わせた
数秒手を合わせた後、上を見るとおじいちゃんと父の遺影が私を見てた
そう、父は私が高校2年生の時に亡くなってしまった
それも突然、呆気なくだ
それもぼちぼち書いていこうと思う
制服に着替え終わり、玄関へ行くと母と妹がもう靴を履き始めてた
「あ、姉ちゃん来た」
「ほら行くよー」
「…うん、今行く」
タタタタッと階段を降りると、きちんと並べられたローファーに足を入れて誰もいない家に向かって
「いってきまーす」
と言うと、外へ駆け出した