ゲスな私と犬彼氏
第2章 私の過去
1
さて、少し私の過去についてザックリ話をしよう
私は小さい頃から、いじめられっ子だった
保育園に入ったばかりの時から中2の終わりまでずーっとだ
我ながらよく耐えたと思う
小学6年生になる前、家の事情で隣の市の小学校へ転校した
普通転校なら悲しむ人が多いと思うのだが、この時の私と妹はとても喜んだ
両親が引くほどに
ちなみに妹も、小学校入ってから転校するまでいじめられていた
妹は中学校は充実した生活だったようで、ほっとしている
転校してからも私はいじめられていたせいで話しかけることが出来ずに、結局いじめられっ子に変わりはなかった
中学校では吹奏楽部に入ってたものの、先輩方が鬼すぎて毎日泣きながら帰ってきたものだ
しかし、神は私を見捨ててなかった
中学三年生にクラス替えがあったのだ
周りは皆批判していたが、私はこのクラスが耐えられなかったから嬉しかったのだ
そしてクラス替えしてから、新しい人達の中でひっそり席に座って外を眺めていたら声をかけてきた子がいたのだ
「ねぇねぇ、そのストラップって○○のアニメだよね?知ってるの?」
まぁこの頃から二次元にしか興味がなく、アニメもよく見ていた
ストラップをジャラジャラつけたりとか、そこまでではないのだが
とにかく私の筆箱についている、そのとあるアニメの中で出てくる模様のようなストラップを指さして尋ねてきた子がいた
「…うん、知ってる」
きっと引かれるんだろうな、と思っていたらその子は目を輝かせて興奮気味に私に近寄った
「え!ほんと!?私もこのアニメ知ってるんだけど周りが知らない人多すぎて今まで話す人いなかったんだ!!」
その子は私みたいに暗いわけでもなく、普通の子なのに何で知ってるアニメが一致してるだけで話しかけてくるのか分からなかった
でも、その子がそのアニメについて語り始めるから私もつい話に乗っていったのだ
私は今までロクに話す人なんていなかったから、内心すごい嬉しかった
「うん、あそこのシーンもいいよね」
「だよね!あぁよかった!!こんなにアニメのことについて話してて楽しいの初めて!」
ねぇ、よかったら友達になろ!!
そう言われて、私は思わず大きい声で「えっ!?」と言ってしまったのを覚えてる
でも友達になるのを断る理由はないから、友達になったのだ
その子は男友達もいて、初めて異性とまともに話すのは緊張したが何とか友達になれたのだ
その後、私とその子と男友達3人で一緒に行動するようになった
いつも何をするにも一緒で、毎日楽しくて、ずっと遊んでなかったからどこで遊ぶと楽しいのかとか、全部教えてもらった
初めて友達の家に行ったり、初めて電車に乗って遊びに行ったり、初めてカラオケにいったり、初めてプリとったりゲーセンに行ったり
とにかく中学最後の一年は『初めて』を体験することが多かった
今その子は私とは違う高校にいる
私はケータイを持っていたのだが、その子はまだそれを持っていなかったため連絡先を交換できずお互い卒業してしまったのだ
だから、今何をしているのか何もわからない
きっと上手くやっているだろうなとは思う
でも、そのケータイがこんなこと招くなんて私は何も知らなかったんだ
私は小さい頃から、いじめられっ子だった
保育園に入ったばかりの時から中2の終わりまでずーっとだ
我ながらよく耐えたと思う
小学6年生になる前、家の事情で隣の市の小学校へ転校した
普通転校なら悲しむ人が多いと思うのだが、この時の私と妹はとても喜んだ
両親が引くほどに
ちなみに妹も、小学校入ってから転校するまでいじめられていた
妹は中学校は充実した生活だったようで、ほっとしている
転校してからも私はいじめられていたせいで話しかけることが出来ずに、結局いじめられっ子に変わりはなかった
中学校では吹奏楽部に入ってたものの、先輩方が鬼すぎて毎日泣きながら帰ってきたものだ
しかし、神は私を見捨ててなかった
中学三年生にクラス替えがあったのだ
周りは皆批判していたが、私はこのクラスが耐えられなかったから嬉しかったのだ
そしてクラス替えしてから、新しい人達の中でひっそり席に座って外を眺めていたら声をかけてきた子がいたのだ
「ねぇねぇ、そのストラップって○○のアニメだよね?知ってるの?」
まぁこの頃から二次元にしか興味がなく、アニメもよく見ていた
ストラップをジャラジャラつけたりとか、そこまでではないのだが
とにかく私の筆箱についている、そのとあるアニメの中で出てくる模様のようなストラップを指さして尋ねてきた子がいた
「…うん、知ってる」
きっと引かれるんだろうな、と思っていたらその子は目を輝かせて興奮気味に私に近寄った
「え!ほんと!?私もこのアニメ知ってるんだけど周りが知らない人多すぎて今まで話す人いなかったんだ!!」
その子は私みたいに暗いわけでもなく、普通の子なのに何で知ってるアニメが一致してるだけで話しかけてくるのか分からなかった
でも、その子がそのアニメについて語り始めるから私もつい話に乗っていったのだ
私は今までロクに話す人なんていなかったから、内心すごい嬉しかった
「うん、あそこのシーンもいいよね」
「だよね!あぁよかった!!こんなにアニメのことについて話してて楽しいの初めて!」
ねぇ、よかったら友達になろ!!
そう言われて、私は思わず大きい声で「えっ!?」と言ってしまったのを覚えてる
でも友達になるのを断る理由はないから、友達になったのだ
その子は男友達もいて、初めて異性とまともに話すのは緊張したが何とか友達になれたのだ
その後、私とその子と男友達3人で一緒に行動するようになった
いつも何をするにも一緒で、毎日楽しくて、ずっと遊んでなかったからどこで遊ぶと楽しいのかとか、全部教えてもらった
初めて友達の家に行ったり、初めて電車に乗って遊びに行ったり、初めてカラオケにいったり、初めてプリとったりゲーセンに行ったり
とにかく中学最後の一年は『初めて』を体験することが多かった
今その子は私とは違う高校にいる
私はケータイを持っていたのだが、その子はまだそれを持っていなかったため連絡先を交換できずお互い卒業してしまったのだ
だから、今何をしているのか何もわからない
きっと上手くやっているだろうなとは思う
でも、そのケータイがこんなこと招くなんて私は何も知らなかったんだ