そんな結婚、あるワケないじゃん!
「分かんない……でも……なんか…変か……も……」


息が苦しい。
羽田の体に包まれて、意識がしっかりしてないせいもある…。


「ごめっ……やっぱ今日……加減できね……」


久しぶりだから…と言い訳する羽田の言葉すらどうでもいい。


「何でもい…っ……羽田の…好きにし……てっ……!」


私はもう、何にも考えられない。
羽田の熱に侵されて、自分が自分じゃないみたいな感覚しかない。



このままバラバラにされてもいい。



羽田が……洋平が………



私を好きでいてくれるなら………。



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